おもいで

義姉に誘われ、世田谷ものづくり学校というところでやってた「思い出ジェンガ」という展覧会に行ってきた。思春期の子たちのポートレイトとその頃特有のコピーを書いたジェンガ。ポートレイトは大体が笑顔なのだけど、むっつりした子もいてそのどれもが微妙に格好をつけていたり照れ笑いだったり。ジェンガはあのジェンガで、巨大なジェンガがあってそのひとつひとつのブロックに思春期っぽいコピーが書かれていた。それらが積み重なってそのジェンガ自体が中2病真っ盛りの思春期時代を表してるんだろうと思う。上方を優先順位とするならば、勉強が1位になったり部活や恋愛が1位になったり。ブロックが2つ並べばそれらが同時進行だったり。正反対のことを同時に考えたり出来るのは頭が柔らかかったからだなぁと思ったりもした。
その巨大なコピージェンガ、来場した人が実際に出来るんだけど知らない人と一緒に支えたり積み上げたり出来てそれもまた面白かった。やってる人たちの部活的な声の掛け合いとか、周りの応援する様とか。*1件のジェンガは崩れてしまったんだけど、また積み上げられていくのも色々考える事があって面白いなー。*2 *3正直、見てる時はどこが面白いのかしら…と思ったんだけど、こうして後から思い出して書くと情報が取捨選択されてるから、自分なりの解釈が構築出来ているのがわかるね。今になって面白かったな、と思うよ。
息子ですが、会場にいた関係者の男性を見てギャン泣きしましたよ。男の人が怖いみたい。でもおっぱいをあげて外を歩いてオムツ替えたら何とか機嫌を直してくれたので、その後のお茶もまったり出来た。ひと安心ー。

*1:巨大ジェンガを思春期の子とすると、思考や行動を上に積み上げていくと不安定になってそれを支えてくれるのが大人なんだな、という見方も出来るんだなと今思った。その中心のジェンガ(=思春期の子)は支えてくれている大人には気付かないわけだけども

*2:育った自意識が崩されて新たに順序を変えて形成されてくのとか。

*3:そこで溜まった思いなんかが黒歴史になったりするんだなと思うとニヤニヤせざるを得ない